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クライアントやADの指示がわからない 赤字のオキテ
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最近特にこまる作業があります。それは校正にもとづく修正作業です。駆け出し当時はこちらも校正記号なるものをよく理解していなかったこともあるが、最近はちがうのです。 つまり理解していないのはクライアントやADの場合がおおく、何が書いてあるのかわからなーい! なのです。 記号の通りに作業するとおかしなことになったり(記号の意味をしらずいれた校正がたまたま別の意味の校正記号であったり)、差し替えだかトルだか意味不明、もっとひどいのは要望や議論だけ書いて処理が書いていない、ということもあります。
はあ、そんなクライアントの場合には、逆にこちらから教育しなくてはなりませんが、とにかく世の中には文字校正記号や、カラー校正の書き込みには一定のオキテがある、ということだけでも意識しましょう。


基本情報

文字校正とは?
おもに編集ものについてまわるものなので、そういった業務の多い方はきっちり覚えないといけない。
これらは親切な本やサイトがあるので 記号のもつ意味自体についてはそちらで確認されたし。
ちなみに以下の書籍・サイトをおススメする。
●参考URL 日本エディタースクール刊 「校正記号の使い方 」
 http://www.editor.co.jp/press/ISBN/ISBN4-88888-291-6.htm
●参考URL 記号の意味が丁寧に紹介されています。
 http://www.youart.co.jp/news/kigou.html

また最近は逆にこれらの記号を理解していない依頼主もいるので、赤字をいれてもらう時には、「校正記号で記入してほしい」とか「わかりやすく指示だけを欄外に書いてほしい」などの初歩的なことも添えて、校正を提出しなければいけない場合もある。
また校正者が複数人いるときは、回覧ご相談用と 校正清書用 とはじめから用途別に校正を複数組だすのも有効であった。 つねにもめるような依頼主であれば ここまではしたくないが、訪問して清書を自分でヒアリングしながら、いれた方が、わかりやすくて早い場合もある。

基本情報

色校正とは?
現在は色校正のない印刷様式もあるので、機会も減ってきているが、まだまだ制作のやりとりの中では多い作業だ。印刷のズレや欠け、色かぶりなどチェックすべき項目はヤマほどある。
以下、自分の制作原稿を印刷所の校正紙に対して校正する際のチェックポイントをあげてみた。
●ゴミ・汚れはないか?(複数の校正紙で確認)
●欠け、ムラはないか?(同上)
●版ズレはないか?
●印字域は正しいか?(ページもの以外でもたまに全体の位置がずれていることがある)
●色かぶりはないか?
色校正では、数枚の校正紙が用意される。 インクの方向やタイミングでアガリに少々差もでるので注意してほしい。また色調子の問題があった時はその対処を身につけなくては出張校正など即決をもとめられる場合に困るので経験をつむことが重要になる。
●必須アイテム カラーチャート、ルーペ、赤字用筆記具

問題と対処

色の問題
色の問題が起こった場合はなにしろ経験がものをいう。 経験がなく不安であれば現場の人に教えてもらうしかない。 「なぜこんな色になったのか?」「どうしたら直るか?」を同時に考えなくてはいけない。 絶対的に目に自信があるならチャートやルーペも不要だろうが、ルーペで印刷の状態を把握して存在してはいけない色(または反対の)などを探る作業が必要な場合もある。 特にタレントなど人物を扱う場合は肌の色は要注意。 原画やマスターポジに問題が潜んでいることもあるので、よく確認してから落ち着き対処方法を決めることも重要。

問題と対処

効率のよい色校正
1枚物ではなんということもないが、これがフルカラーで数十ページ以上になると書き込みもしんどくなる。
効率のよい方法として以下のようではどうだろうか?
1) ページものならまず製本する
2) 製本状態で目視チェックを繰り返す
3) 重複するような赤字は先頭箇所に詳しく書き、以下同様として他該当箇所のチェックのみする
4) 個別チェックを書き込む
5) 難解な場合は 別紙見本やコメントをつける 現場の人に直接口頭で補足する。

問題と対処

色校正は書き込み方も注意してほしい。
大量のページものなどでは ついつい書き方もぞんざいになるが ちょっと気をつけてほしい。 つきあいのない印刷業者であっても 書き込み方には配慮がほしいのだ。 顔がみえずとも 1つのものを共同で作り上げていく同胞であるのだから。
微妙な色合いがうまくでていない場合は「結果的にはこうしたい」を具体的に万人が同じ印象をもつような例や数値をつかって指示してほしい。 校正紙への書き込みで難しければ別紙見本をつけたり、電話で詳細を打ち合わせすることも有効。 以前かなり有名な世界的リアルタッチのイラストレータの校正をもらったことがあるが、びっくりした。 「手塩にかけた私のイラストがこんな色合いでは悲しくなります」で始まり、切々と泣き言が書いてあり、最後には「3年後のぼくを支えるのは印刷屋さんです」と締めてあった。内容はともかく制作者の意志を伝えることが重要なのだ、という貴重な経験をさせて頂いた。
また 先方の落ち度による間違いには XXを正す というコメントでよいが 変更や誤指示など手前に不備のあったものなどはきちんとその旨が第三者にもわかるよう書きわけてほしい。 「変更のための修正」と 「誤指示による修正」 は結果的に同じでも 書き込み方一つで精神的には大きくちがう。 鬼の首をとったように 誤字などを責めるクライアントやスタッフがいるが どうかと思う。個人差のある問題だが。
ナーナーで‥、とはなりたくないが どうせなら楽しくよく理解しあいながら制作を進められる方がよいのではないだろうか。



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